嫁入り道具
よめいりどうぐ
名詞
標準
trousseau
文例 · 用例
おそらく祖母の嫁入り道具の一つであったかもしれない。
— 寺田寅彦 『糸車』 青空文庫
たったひとつの嫁入り道具ですよ。
— 太宰治 『彼は昔の彼ならず』 青空文庫
嫁入り道具が非常に多くて、室の中に陳べてみると室の中に一ぱいになった。
— 田中貢太郎 『胡氏』 青空文庫
箪笥や鏡、嫁入り道具一式を売る向いの古い反物屋の前に据えた天水桶に、熱そうな日が赫々と照して、埃深い陳列所の硝子のなかに、色の褪めたような帯地や友染が、いつ見ても同じように飾られてあった。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
半歳、一年のお茶のお稽古は嫁入り道具という道具の名称と下落し、近頃の猿どもが電車動かして感心さしている程度のものである。
— 北大路魯山人 『茶美生活』 青空文庫
この調子で行きましたら、うちのマーネチカは、何一つ嫁入り道具がなくなってしまいますわ……」「あら、ママったら、何をおっしゃるの?
— ПРИДАНОЕ 『嫁入り支度』 青空文庫
そのうち、うちのマーネチカは、何ひとつ嫁入り道具がなくなってしまいますわ!
— ПРИДАНОЕ 『嫁入り支度』 青空文庫
あんまりぽんぽん整理されて行くので、千恵も娘ごころに寧ろ痛快なほどで、ある日お寝間の化粧|箪笥のなかに最後にのこつた宝石|函を選りわけながら、「まあこれとこれは千恵ちやんのお嫁入り道具にとつて置きませうかね。
— 神西清 『死児変相』 青空文庫
作例 · 標準
祖母は嫁入り道具として持ってきた箪笥を、今も大切に使っている。
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嫁入り道具の中には、代々受け継がれる家宝が含まれていることもある。
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現代では、嫁入り道具という考え方も変化しつつある。
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