様迄
さままで
名詞
標準
文例 · 用例
誰か他の奴を選ンでやっておくんなせえまし」 大瀬の半五郎が次郎長に、 「親分」 「何ンだ、半五郎」 「親分が石松に使えに行って来いと仰しゃるから、俺ァ隣へ釘抜きでも借りに行くのかと思って居たら、金毘羅様迄行くんじゃ石松が可哀そうだ。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
何故此の感じが最っと以前に起こらなんだで有ろう、切て今一日早かったなら、秀子を権田時介に救わせずして自分で救う事の出来た者を、縦しや救い得ぬ迄も権田時介に彼様迄は譲歩せずに済んだ者を、今と為っては如何とも仕方がない。
— 黒岩涙香 『幽霊塔』 青空文庫
なれどもこれは細川家のおん大事につき、たとひ城内へはお出なされずとも、お隣屋敷浮田中納言様迄入らせらるべきか。
— 芥川龍之介 『糸女覚え書』 青空文庫