鳥追い
とりおい
名詞
標準
driving off birds
文例 · 用例
「ちと変なお願いでござんすが、お由さん、大急ぎで鳥追い姿にやつしてくれませんか」「…………?
— 明月一夜騒動 『右門捕物帖』 青空文庫
4「これでようござんすか」 時を移さず姿をやつして、鳥追い笠に、あだめかしい緋色の裳裾をちらちらさせつつ、三味線片手にお由がやって参りましたので、名人は待ちうけながら、ただちに忍ガ岡目ざしました。
— 明月一夜騒動 『右門捕物帖』 青空文庫
そのために、わたしを鳥追いにやつさせたんでござんすか。
— 明月一夜騒動 『右門捕物帖』 青空文庫
ついでだから、このご新造さんが夢の中を歩いていても、あのとおり江戸の地勢に詳しかった手品の種もあかしてやるが――な、ご新造さん、あなたは今のその眠白のお囲い者になるまえに、江戸節か、鳥追い節を流して江戸の町を歌い歩いたおかたじゃなかったのかい」「ま!
— 足のある幽霊 『右門捕物帖』 青空文庫
なおこのほかにも、種蒔き男、鳥追いの型の舞(5)があると聞くから、ひょっとこ舞は質朴にこちらに残っているごとくに、その根元は竈の火焚きすなわち竈男で、そうして一方種蒔き舞であり、百姓舞であったと思ってはいかぬか。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
正月には鳥追いが来、在方の農家の娘たちは催馬楽という輪舞いのようなものをおどって来た。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
昨夜一晩で書きあげた鳥追い女と云う原稿が金に替るとは思われなくなってくる。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
まさか鳥追い女と云う講談を書いているとは思うまい。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
作例 · 標準
田植えが終わったばかりの田んぼで、農家が鳥追いをして苗を守っている。
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カカシは立派な鳥追いの一つだが、最近の鳥は賢くて慣れてしまうらしい。
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果樹園では、大きな音を立てる機械を使って鳥追いを行っている。
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標準
procession held at the New Year to chase away the birds for the year, with children singing songs as the villagers walked from house to house
作例 · 標準
小正月の行事として、子供たちが棒で地面を叩きながら鳥追いをして歩いた。
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村の長老から、昔行われていた鳥追いの風習について話を聞いた。
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雪深い地方では、今でも伝統行事として鳥追いが行われている場所がある。
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標準
female street musician who wore a braided hat and carried a shamisen
作例 · 標準
浮世絵には、編み笠を深く被り、三味線を抱えた鳥追いの姿が描かれている。
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門付けをして歩く鳥追いの女性たちの歌声は、どこか哀愁を帯びていた。
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時代劇の中で、旅芸人としての鳥追いが登場するシーンを観た。
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標準
street entertainer who appeared on New Year's eve and performed with a fan
作例 · 標準
大晦日の夜、賑やかな街角に鳥追いの芸人が現れ、扇を振って踊り始めた。
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江戸の町では、季節ごとに様々な鳥追いなどの門付芸人が行き交っていた。
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鳥追いの芸を見せて小銭をもらうその姿は、当時の庶民には馴染み深いものだった。
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