聞き所
ききどころ
名詞
標準
文例 · 用例
ここが聞きどころつかまえどころと思われるような曲折は素人の私には分らない。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
話やこれからが聞きどころ、眼のつけどころなんだからね。
— 袈裟切り太夫 『右門捕物帖』 青空文庫
「これからが聞きどころですよ。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
例えて申しますと、あの殺人事件がありました時、師匠から最後のお稽古をうけていられた光子さんが、その時、唄っていられました勧進帳でございますが、あの聞きどころの、 ※判官御手を取り給い…… が、どうも変でございます。
— 酒井嘉七 『ながうた勧進帳』 青空文庫
娼家 遠音の新内流しなどといふものは、今でも聞きどころによると、昔のイキの美感を回想し、微弱ながらも、それを揺りさますことのあるものだ。
— 木村荘八 『洲崎の印象』 青空文庫
(一)宅の近所のA家は新聞所載のA家と同一か。
— 寺田寅彦 『ある探偵事件』 青空文庫
新聞所載の九星表を見たら、『うか/\と山路に入つて、踏み迷ふ如き日』とあつた、足元御用心。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
而してこの日大審院長は本件の豫審終了を認め、特別刑事部の公判に附する決定を與へ、其決定書と共に檢事總長より本件犯罪摘要(十日東京朝日新聞所載記事中「大陰謀の動機の一項則ちそれなり)を各新聞社に對し發表し、各新聞社は號外を發行したり。
— 石川啄木 『日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象』 青空文庫