むくむく
むくむく異読 ムクムク
副詞副詞-と動詞-サ変
標準
rising up (of smoke, clouds, etc.)
文例 · 用例
やがて茎の頂上にむくむくと一つの団塊が盛り上がったと思うとまたたくまにその頭がばらばらに破れて数十の花弁が花火のように放散した。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
松本市で汽車を下りたが、青々とした山で、方々を囲まれていて、雲がむくむくと、その上におい冠ぶさっている、山の頂は濃厚な水蒸気の群れから、二、三尺も離れて、その間に冴えた空が、澄んだ水でも湛えたように、冷たい藍色をしている、そこから秋の風が、すいすいと吹き落して来そうである。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
鶏冠山砲台を、土台ぐるみ、むくむくっとでんぐりがえす処の、爆破力を持ったダイナマイトの威力だから、大きくもあろうか?
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
今日なら、もうほんとうに立派な雲の峰が、東でむくむく盛りあがり、みみずくの頭の形をした鳥ヶ森も、ぎらぎら青く光って見えた。
— 宮沢賢治 『さいかち淵』 青空文庫
で僕はむくむく起きあがると贅六らしくだらしなく身繕いして、そっと自分の服装を見たんだが、カバレット・トア・ズン・ドルの歴史がべたべたそのまま張られているのに気がついたのです。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
むくむくした毛皮の外套を豪猪のようにまんまるくなるまで着こまなければならない。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
顔がむくむく膨れていて、おまけにあんな冠らなくてもいいような穴のあいたつばの下った土方しゃっぽをかぶってその上からまた頬かぶりをしているのだ。
— 宮沢賢治 『或る農学生の日誌』 青空文庫
おまけに水平線の上のむくむくした雲の向うから鉛いろの空のこっちから口のむくれた三|疋の大きな白犬に横っちょにまたがって黄いろの髪をばさばささせ大きな口をあけたり立てたりし歯をがちがち鳴らす恐ろしいばけものがだんだんせり出して昇って来ました。
— 宮沢賢治 『サガレンと八月』 青空文庫
作例 · 標準
山火事の煙が、むくむくと空高く立ち上っていた。
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鍋から湯気がむくむくと立ち上り、美味しそうな匂いが漂った。
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冬の朝、吐く息が白くむくむくと広がっていく。
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標準
plump
作例 · 標準
生まれたばかりの赤ちゃんは、手足がむくむくと可愛らしい。
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たくさん餌を食べた子猫は、お腹がむくむくと膨らんだ。
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むくむくした体つきのパンダが、笹の葉を食べている。
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標準
welling up (of an emotion)
作例 · 標準
故郷の歌を聴くと、懐かしい気持ちがむくむくと湧き上がってくる。
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彼女の優しい言葉に、心の中で感謝の念がむくむくと膨らんだ。
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不公平な扱いに、怒りがむくむくと込み上げてきた。
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標準
getting up
作例 · 標準
寝坊した彼は、布団からむくむくと体を起こした。
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まだ眠そうな顔で、子供がベッドからむくむくと這い出てきた。
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「もう朝だよ!」と声をかけると、彼はようやくむくむくと起き上がった。
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標準
shaggy
作例 · 標準
むくむくした毛並みの犬が、雪の中を元気に駆け回っていた。
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冬のコートは、むくむくのファーが付いていてとても暖かい。
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そのぬいぐるみは、むくむくの手触りが心地よく、子供たちに人気だ。
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