愛食
あいしょく
名詞動詞-サ変
標準
love of eating (a particular food, dish, etc.)
文例 · 用例
古事記を読むと、われわれの祖先は神話の昔からナマコを愛食している。
— 坂口安吾 『明日は天気になれ』 青空文庫
しかるに磯の魚貝も数ある中で、神代の昔からナマコを愛食していたわれわれの祖先というのは、無類の食通なのか、悪食なのか、タンゲイすべからざる祖先である。
— 坂口安吾 『明日は天気になれ』 青空文庫
中食はテストフ亭と云ふ料理店に入つたが、此でもミハイル、アウエリヤヌヰチは、頬鬚を撫でながら、暫少時、品書を拈轉つて、料理店を我が家のやうに擧動ふ愛食家風の調子で。
— アントン・チエホフ Anton Chekhov 『六號室』 青空文庫
中食はテストフ亭と云う料理店に入ったが、ここでもミハイル、アウエリヤヌイチは、頬鬚を撫でながら、ややしばらく、品書を拈転って、料理店を我が家のように挙動う愛食家風の調子で。
— アントン・チエホフ Anton Chekhov 『六号室』 青空文庫
植物に似て無機物から栄養を得られたのにも拘らず、有機物、特に動物の肉を殊の外愛食した。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『狂気の山脈にて』 青空文庫
これらのクッキーを、僕は旅行先へも送らせて、毎朝愛食したものである。
— 古川緑波 『甘話休題』 青空文庫
これは虎杖の歯に当る感覚で、あれを愛食する者のあどけない形容のようである。
— 野草雑記 『野草雑記・野鳥雑記』 青空文庫
で、この蔓菁の播植は、諸所の地方民の日常食にも分布されて、今も蜀の江陵地方の民衆のあいだでは、この蕪のことを「諸葛菜」とよんで愛食されているという。
— 篇外余録 『三国志』 青空文庫
作例 · 標準
祖父は生前、馴染みの蕎麦屋のせいろをこよなく愛食していた。
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健康と美容を維持するため、毎朝のヨーグルトに旬の果物を添えて愛食している。
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「この羊羹は、ある文豪が愛食したことでも知られる老舗の逸品です」
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近年の健康志向の高まりを受け、玄米や全粒粉のパンを愛食する家庭が目立つようになった。
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