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末姫

すえひめ
名詞
1
標準
文例 · 用例
わけて、十一という末姫が、膳部の馳走や人々の賑わいにはしゃいで、喰べちらしたり、姉に戯れたりしているのを見ると、死もよそに酒宴している武骨の輩も、折々、あらぬ方へ眼をやりがちであった。
第九分冊 新書太閤記 青空文庫
勝家は、ふと、「あどけなさよ」 と、末姫の寝顔へいった。
第九分冊 新書太閤記 青空文庫
せめて、何も知らぬ姫君たちだけでも、お館の御意のように、御城外へ出し参らせては……」 と、衆臣のひとしくいうことばに、彼女もそれには同意の容子で、さらばと、膝に寝ていた末姫も揺り起し、にわかに、侍を添えて、城外へ送ることになった。
第九分冊 新書太閤記 青空文庫
……」 末姫は、泣き出した。
第九分冊 新書太閤記 青空文庫
二の姫は十四、末姫は十二歳になる。
第十一分冊 新書太閤記 青空文庫
あんな、ひょうげたお姿をして」 と、二の姫や、末姫は、あたりもわすれて、手をたたいたり、指さしたり、笑い興じて、やまなかった。
第十一分冊 新書太閤記 青空文庫
それへ、末姫を嫁りなどしたら、月輪の一門は、気が狂うたかとわらわれよう」「いかに、綽空とやらの家柄がよいにせよ、秀才にせよ――」「まして、悪い噂がある折じゃ。
吉川英治 親鸞 青空文庫
姫がどう望んでいようと、家名には換えられぬ、一族|門葉の者が、挙げて、世間から非難されても、かまわぬという決心ならやむを得ぬが」「いったい、お身があまりに、玉日を、末姫じゃと思うて、可愛がりすぎるゆえ、こんなことも起るのじゃ」「断念されい。
吉川英治 親鸞 青空文庫