お古
おふる
名詞
標準
used article (esp. clothes)
文例 · 用例
着物は何処かの小使のお古らしい小倉の上衣に、渋色染の股引は囚徒のかと思われる。
— 寺田寅彦 『嵐』 青空文庫
互いに悪口|雑言をし合っていますうちに、相手の男が、親方のお古を頂戴してありがたがっているような意久地なしは黙って引っ込めと怒鳴ったものとみえます。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
そうすると相手はあざ笑って、お古ならまだいいが、新しいのだ、今でも月に二三度はお手がつくのだと悪たれたのでございます。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
それは、背後から突き刺す男のごたぶんにもれず、クラスで最も貧弱な肉体をして、顔も青ぶくれで、そうしてたしかに父兄のお古と思われる袖が聖徳太子の袖みたいに長すぎる上衣を着て、学課は少しも出来ず、教練や体操はいつも見学という白痴に似た生徒でした。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
しかし自分で骨を削り、栄蔵にわけて貰つた清書紙のお古をはつて、なかなか上手に紙鳶を作ることが出来た。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
……へへへ、お古い処、お馴染効でございます、へへへ、お上んなはるよ。
— 泉鏡花 『菎蒻本』 青空文庫
」「いえ、その、お古い処を……お馴染|効でございまして、ちょっとお見立てなさいまし。
— 泉鏡花 『菎蒻本』 青空文庫
」「結構ですとも、お古い処を、お馴染効でございまして。
— 泉鏡花 『菎蒻本』 青空文庫
作例 · 標準
お古について知りたいことがあります。
あ、お古がありますね。
お古というのは何ですか?
これはお古の例です。