旧徳
きゅうとく
名詞
標準
文例 · 用例
その展望のなかには旧徳川邸の椎の老樹があります。
— ――或る私信―― 『橡の花』 青空文庫
孤児の父は隆三の恩人にて、彼は聊かその旧徳に報ゆるが為に、啻にその病めりし時に扶助せしのみならず、常に心着けては貫一の月謝をさへ間支弁したり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
旧徳島藩での、「郷士格以下|身居調査書」というものに、他国より年来罷越居候流浪人、吟味の上村方故障無之分は、居懸百姓又は見懸人に相|居、医者又は賤しからざる渡世仕来候者は、郡付亦は郷付浪人等に申付候様、享和二戌年御内達に有之。
— 平民申付候事 『来り人の地位と職業』 青空文庫