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歌い出す

うたいだす
動詞
1
標準
文例 · 用例
」と、変な節をつけて歌い出す仕末なので、私にもなんだか傑作のような気がして参ったのであります。
太宰治 兄たち 青空文庫
やがて都々逸を歌い出す
附・戦線便り 陣中日誌(遺稿) 青空文庫
美しいテノルで歌い出すと、今まで謙遜であった彼とは別人のように、燃えるような目を輝かせ肩をそびやかして勇ましい一曲を歌った。
寺田寅彦 旅日記から(明治四十二年) 青空文庫
歌の言葉は聞き取れぬが、単調な悲しげな節で消え入るように長く引いて、一ふしが終わると、しばらく黙ってまたゆるやかに歌い出す、これを聞いているとなんだか胸をおさえられるようで急にねえさんの宅へ帰りたくなったから一人で帰った。
寺田寅彦 竜舌蘭 青空文庫
家には弾く者は無い筈だが……と耳を澄していると、軈て歌い出す声は如何しても家だ。
二葉亭四迷 平凡 青空文庫
磨ぎ手は声を張り揚げて歌い出す
夏目漱石 倫敦塔 青空文庫
それは喜助の顔が縦から見ても、横から見ても、いかにも楽しそうで、もし役人に対する気がねがなかったなら、口笛を吹きはじめるとか、鼻歌を歌い出すとかしそうに思われたからである。
森鴎外 高瀬舟 青空文庫
松の葉崩しや海川節を歌い出すものがある。
菊池寛 仇討三態 青空文庫
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