聞屋
ぶんや
名詞
標準
文例 · 用例
もっとも鐘馗様がお笑い遊ばしちゃあ、鬼が恐がりはいたしますまい、私どもが申せば活如来、新聞屋さんがおっしゃればその予言者、活如来様や予言者殿の、その鼻ッつきがああだとあっては、根ッから難有味がございませんもの、売ものに咲いた花でございましょう。
— 泉鏡花 『政談十二社』 青空文庫
名刺を持たない新聞記者ってものは余っ程怠け者か、――この僕の如き――それとも余っ程腕利きのどちらかで、まあ、とにかく聞屋には名刺が要るもんだね。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
といったって、べつに聞屋が威張って良いというわけじゃないよ。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
聞屋の威張れるのは火事場だけだ。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
議論みたようなことは、あれは新聞屋や雑誌屋の手合にまかせておくサ。
— 幸田露伴 『鵞鳥』 青空文庫
一日某新聞社員と名刺に肩書のある男尋ね来り、室に入りて挨拶するや否、早速、先生の御高説をちと伺いたし、と新聞屋の悪い癖で無暗に「人を食物にする」会話を仕出す。
— 幸田露伴 『ねじくり博士』 青空文庫
来庵者について考へる、――郵便屋さん、新聞屋さん、それから、眼白頬白みそさゞい、そして鴉、犬、――それだけ、時々樹明君が人間として!
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
新聞屋さんが号外を持つてきてくれた、※餅といつしよに。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫