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かの如くに

かのごとくに
表現接続詞
1
標準
as if
文例 · 用例
そして、山体の完備を欠損するかの如くに見える放射状の側火山も、同心円の御中道も、輻射状の谷沢も、レイニーア山や、フッド山が、氷河を山頂、または山側から放流して、山の皮膚ともなり、山それ自体の一部ともなってしまうように、かえって創造的合成の効果を献げている。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
シャスタに就いて言うと、氷河地形などは、我が富士山とは似ない方面だが、その他に於て、多くの似顔は、合せ鏡をしている姉妹でもあるかの如くに感じられる、そう思うとき、我々日本人に取って、シャスタ山は、もう錠前を卸した山ではなくなった。
小島烏水 火と氷のシャスタ山 青空文庫
既に処世上、何等確信なき社会の多くが、流行に駆られて今の世にあっては、斯くせねばならぬかの如くに誤解し、日常の要務をば次にして、やれ家庭の趣味じゃ、家庭の娯楽じゃと騒ぎ散らす様であったならば、今の家庭説は徒らに社会に驕奢を勧めたるの結果に陥るのである。
伊藤左千夫 家庭小言 青空文庫
而かも私のようなものがこの詩人の研究者として権威あるものゝ一人であるかの如くにある人々から思われているのは困ったものです。
"Not till the sun excludes you, do I exclude you; ●「或る女」巻頭のホイットマンの詩 青空文庫
革命の先覚者たるかの如くに振舞ふ彼女の暴状を見よ、苦しいことだ。
平出修 逆徒 青空文庫
僕たちの悪計もまさに水泡に帰するかの如くに見えた。
太宰治 未帰還の友に 青空文庫
井伏さんの青春は、そこに於て浪費せられたかの如くに思われる。
太宰治 『井伏鱒二選集』後記 青空文庫
夜間、倦んじ疲れて、懈怠の心が起ろうとする時、頭をもたげて燈光の中に先生の黒い痩せたお顔を瞥見すると、いまにも、あの抑揚|頓挫のある言葉で話しかけようとしていらっしゃるかの如くに思われる。
太宰治 惜別 青空文庫
作例 · 標準
彼はまるで昨日のことであるかの如くに、十年前の出来事を細部まで詳しく語り始めた。
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「えっ、そんな、まるで自分が見てきたかの如くに自信たっぷりに話すんだね」
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雲一つない青空が、鏡の表面であるかの如くに静かな湖面に一点の曇りもなく映り込んでいる。
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怒りに震える彼の姿は、深手を負いながらも獲物を狙う野獣であるかの如くに見えた。
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かの如くに(かのごとくに) — 幻辞.com