美装
びそう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
fine dress
文例 · 用例
バルセロナの市長夫妻が、古風なスペイン服で高い桟敷につくと、金と紅で美装した闘牛士の群が騎馬で出て来て、司会者の前で昔ながらの武士的な挨拶をするのです。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
引きめぐらした幔幕の内、正面には泰松寺の老師、宗右衛門自身の左右には不具の娘が美装して二人並び、ずつと下つて上品な年増盛りの彼の後妻がつゝましく座つた。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
しかしそれと同時に日清戦争を相当に遠い過去としてながめうるまでに、その戦役の重い負担から気のゆるんだ人々は、ようやく調整され始めた経済状態の下で、生活の美装という事に傾いていた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
今なら女優というような眩しい粉黛を凝らした島田夫人の美装は行人の眼を集中し、番町女王としての艶名は隠れなかった。
— 内田魯庵 『三十年前の島田沼南』 青空文庫
知らないものは芸者でもなし、娘さんでもなし、官員さんの奥様らしくもなしと眼を※って美貌と美装に看惚れたもんだ。
— 内田魯庵 『三十年前の島田沼南』 青空文庫
いまのSSSR、コサックと農民と労働者が美装の史書へしるした大きな黒い手のあとだ。
— 踊る地平線 『踊る地平線』 青空文庫
なぜなら、コペンハアゲンそのものが「こまかい花文字でべったり書かれて、唐草模様の獣皮の表紙に真鍮の鋲を打ち、ゴセックふうの太い釦金で綴じてある」一巻の美装史書だからだ。
— 白夜幻想曲 『踊る地平線』 青空文庫
そんなら一たい、なぜそうこの「儀礼と技芸によって美装されたる牛殺し」が、西班牙民族のうえに尽きざる魅力を投げるか?
— 血と砂の接吻 『踊る地平線』 青空文庫
作例 · 標準
新築マンションの竣工検査が行われる数日前に、プロの業者が入り、隅々まで磨き上げる美装作業が完了した。
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彼女は美装を凝らした豪華絢爛なイブニングドレスに身を包み、拍手に包まれながら授賞式の会場に現れた。
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高級ホテルのエントランスでは、常にお客様を最高の状態でお迎えするため、毎晩深夜に美装メンテナンスが行われている。
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