歩きぶり
あるきぶり
名詞
標準
way of walking
文例 · 用例
人間と獣類との間に身体の構造についてさほどの大差がないのに、人間の体の動かし方や歩き方は獣類に比して、まるで竹馬に乗っかって歩くように(木に竹をついだように)全く不自然にゴツゴツとぎこちなく歩く、そして直ぐ疲れてしまい、かつ歩きぶりが不意気なものだ。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
年寄らしい歩きぶりでもありませんでした。
— 新美南吉 『百姓の足、坊さんの足』 青空文庫
日本一の大原野の一角、木立の中の家|疎に、幅広き街路に草|生えて、牛が啼く、馬が走る、自然も人間もどことなく鷹揚でゆったりして、道をゆくにも内地の都会風なせせこましい歩きぶりをしない。
— 石川啄木 『初めて見たる小樽』 青空文庫
私の歩きぶりや全体の態度は苦もなくまねてしまった。
— WILLIAM WILSON 『ウィリアム・ウィルスン』 青空文庫
それからまた、私の歩きぶりや、声や、服装や、態度などにたいする彼の執念ぶかい無意味な模倣!
— WILLIAM WILSON 『ウィリアム・ウィルスン』 青空文庫
世に四を履むてふ馬の歩きぶりは、これに倣うて教え込んだのだと。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
背格好といい、髷の形といい、小刻みな歩きぶりといい、……あの女に違いなかった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
ふと見ると、そのなかに増野氏が交って、白い入場券を帽子の鍔に、細身のステッキを小腋に抱込んだまま、ひとごみをかき分けかき分け、気取った歩きぶりで、そこらをぶらぶらしているのが眼についた。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日歩きぶりについて考えている。
歩きぶりという言葉は日本語で重要だ。
彼は歩きぶりの意味を理解している。
この文には歩きぶりが含まれている。