口ぶり
くちぶり
名詞頻度ランク #44070 · 青空 448 例
標準
way of speaking
文例 · 用例
急病でも起こったらしいような口ぶりなので、まず取りあえずN教授に話をして医科のM教授を同伴してもらう事を頼んでおいて急いでS軒に駆けつけた。
— 寺田寅彦 『B教授の死』 青空文庫
さっきからの口ぶりで大抵判っているが、おめえは行く行くその古着屋の店へ坐り込んで、一緒に物尺をいじくる積りでいるんだろう。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
併しその事件の蔭にはKのをぢさんが潜んでゐるらしいことは、叔父の口ぶりに因つて略ぼ想像されたので、わたしの稚い好奇心は到頭わたしを促してKのをぢさんのところへ奔らせた。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
お作は何者かを咎めるような口ぶりで、「誰、そこから覗くのは誰」と云っているのが耳にはいったので、おそらく近所の若い者が戯ってでもいるのであろうと思いながら、お伊勢は蚊いぶしを煽いでいる団扇の手をやめて、台所の方を見かえると、うす暗いところに一人の女が立っている姿がぼんやりと浮かんで見えた。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
いや、まだここばかりじゃあない、この頃この近所でも、たびたび飼い鶏を取られるんですよ」 寺内の鶏をぬすみ、人家の鶏を盗み、その悪事重々の奴であるから、そのくらいの仕置は当然であるというような彼の口ぶりであったが、それならば猶更のこと、土地の者がわたくしの刑罰を加えるのはよくないと半七は思った。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
と失望した口ぶりには、よくよく鮒を得たくない意で胸が一パイになっているのを現わしていた。
— 幸田露伴 『蘆声』 青空文庫
しかし、まだ何かしら重大な秘密を隠しているらしい恐怖心が、その態度や口ぶりに見え透いていたので、モウ一度その自宅を訪問してネタをタタキ上げるべく心構えをしていると、意外にもその家政婦が突然に行方を晦ましてしまった。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
それじゃけにお目付の松倉さんはどっちかと言うと襟半をタタキ上げて事を片付けたい口ぶりらしいが、しかし襟半から手を廻わいて蔵元屋の娘を毒殺するというような筋合いは、どう考えてもないと言うて、私が一人で突張っとるがなあ」「それは当り前の話じゃ。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
作例 · 標準
彼の口ぶりから、今回の件で相当なショックを受けているのが伺えた。
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新入社員の口ぶりはまだ少しぎこちないが、一生懸命さは伝わってくる。
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先生の穏やかな口ぶりは、生徒たちを安心させる力があった。
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標準
intimation
作例 · 標準
彼女の言葉の口ぶりから、何か隠し事をしているのは明らかだった。
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上司の口ぶりから、昇進の可能性が示唆されているように感じた。
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あの政治家の口ぶりは、いつも含みがあり、真意を測りかねる。
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