俄盲
にわかめくら
名詞
標準
sudden blindness
文例 · 用例
――ここへ来る途中で俄盲目の爺さんに逢って、おなじような目の悪い父親があると言って泣いたじゃないか。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
その笠を被って立てる状は、かかる苦界にある娘に、あわれな、みじめな、見すぼらしい俄盲目には見えないで、しなびた地蔵菩薩のようであった。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
――来た途中の俄盲目は、これである―― やがて、近江屋の座敷では、小春を客分に扱って、膳を並べて、教授が懇に説いたのであった。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
』 熱い膏薬を両眼に貼り付けられて、俄盲になつた上に、相手は兎もかくも侍ふたりである。
— 岡本綺堂 『赤膏薬』 青空文庫
けふもけふとて紅つけてとんぼがへりをする男、三味線弾きのちび男、俄盲目のものもらひ。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
」白い眼をしたちび男、「一寸、先生、心意気でもうたひやせう」俄盲目も後から「旦那様や奥様、あはれな片輪で御座います、どうぞ一文。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
「わしの身体はごく都合がようてな、目に見て毒なものがあったり、耳に聞いて毒なものがあったりすると、じき俄盲目になったり、俄聾になったりするゆえ、遠慮せずこの目の前でずんと楽しめよ」 ――こんな兄はない。
— 旗本退屈男 『旗本退屈男 第一話』 青空文庫
其時に俄盲目の乞食と見えまして、細竹の※を突いて年齢の頃は彼是五十四五でもあらうかといふ男、見る影もない襤褸の扮装で、何うして負傷を致しましたか、尻を端折つて居る膝の所からダラ/\血が流れて居りまする。
— 三遊亭円朝 『大仏餅。袴着の祝。新まへの盲目乞食』 青空文庫
作例 · 標準
突然の光で、彼は一時的に俄盲になった。
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事故で俄盲になり、数日間何も見えなかった。
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その現象は、一時的な俄盲を引き起こすと言われている。
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標準
one suddenly blinded
作例 · 標準
暗闇から急に明るい場所に出ると、誰もが俄盲になる。
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彼の急な失明は、まさに俄盲のような状況だった。
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その情報に触れた瞬間、私はまるで俄盲になったかのように混乱した。
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