ボタン穴
ボタンあな
名詞
標準
buttonhole
文例 · 用例
皇帝は、うそつきどものひとりひとりに、ボタン穴にさげる騎士十字勲章をさずけ、また、「御用織物匠」という称号をもあたえました。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『はだかの王さま』 青空文庫
N氏がそれを襟のボタン穴にさしたからT氏と自分もそのとおりにした。
— 寺田寅彦 『旅日記から(明治四十二年)』 青空文庫
そのカフスに、指の跡をつけないよう、ボタン穴のところをくずさないよう、小さい私は目玉に力を入れてボタンをつけかえる。
— 宮本百合子 『父の手帳』 青空文庫
お前が、無情なやつだと承知している者の髪の中に閉じ込められたり、もしお前が人間であったらまともに見向いてくれそうにもない人のボタン穴にさされたりするのが、お前の宿命なのかもしれない。
— 茶の本 『茶の本』 青空文庫
見たまえ、わが国民にして極く普通の意味で忠良な人間でさえあれば、上は「演説使い」から、下はシャツのボタン穴をかがるだけの事しか出来ぬ半職人に至るまで、餓えては居ないのである。
— 三好十郎 『俳優への手紙』 青空文庫
加十がカアネーションを手に取って眺めると、それは茎を短かく切られ、明らかに服のボタン穴に※されたものだということが判る。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
「構わんよ、」老いたドイツ人は答え、私の天辺の花を折り取り、茎をよれよれの外套のボタン穴に通した。
— A. キングスフォード A. Kingsford 『犬酸漿』 青空文庫
それは、たとえば、買ったシャツのボタン穴が、かがってなかったり、左右の袖がアベコベに取りつけてあれば、シャツ製造人や販売人に対して快くは思えないのと同断であろう) この手法の特色の一つは、主観的、観念的な表現を避けて、もっと即物的な感じの作品を書くのに有利だという点である。
— 三好十郎 『恐怖の季節』 青空文庫
作例 · 標準
彼のシャツは、ボタン穴の縫製が丁寧で高級感があった。
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この服は、ボタン穴が小さすぎて釦が通しにくい。
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母は、私のジャケットのほつれたボタン穴を繕ってくれた。
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