無籍
むせき
名詞名詞-の形容詞
標準
lacking a registered domicile
文例 · 用例
その上相手は私の勤務先の手当や、子供の貯金まですっかり消費してしまい、終戦となるや、私の復員をおそれて無籍の嬰児を連れたまま行方をくらましてしまいました。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
私や、私のような無籍者の美術批評家達は、ちっとも憐れまれる必要もなければ、あぶなかしがられるにも及ばない。
— ――ふるき市街の回想―― 『小景』 青空文庫
江戸時代でさへ重罪人の妻子や、妹など、または關所破りの女たちなどは、本籍を剥がれ、無籍者、女奴として吉原へ無期限でおとされたといふ、奴とはいまはしい名なのだ。
— 長谷川時雨 『凡愚姐御考』 青空文庫
けれど無籍者の私は学校に行くことが出来なかった。
— 金子ふみ子 『父』 青空文庫
なぜ私は無籍者であったのか。
— 金子ふみ子 『父』 青空文庫
とにかく、そうした関係から、私は七つになる今までも無籍者なのであった。
— 金子ふみ子 『父』 青空文庫
だが無籍者の私はただその恩恵を文字の上で見せられただけだ。
— 金子ふみ子 『父』 青空文庫
それは入籍する面倒のない、無籍のまま通学の出来る学校だったのだ。
— 金子ふみ子 『父』 青空文庫
作例 · 標準
戦乱の混乱で戸籍を失い、無籍のまま暮らしている人々がいる。
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無籍の状態では、公的な医療サービスや教育を受けるのが困難だ。
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彼は自分のルーツを探すため、無籍だった過去を調査し始めた。
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