穴銭
あなせん
名詞
標準
perforated coin
文例 · 用例
一貫の説を聞くことによって、言下にその実心を会得することが出来、体認することが出来て、即座にまるで家屋の床に散らばる穴銭を、一條の縄で全て貫通して纏めるように、日頃の許多の工夫、許多の事様を皆この実心によって修得する。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
「穴銭」という綽名がついている。
— 宮本百合子 『舗道』 青空文庫
頭に穴銭みたいなハゲが一つあった。
— 宮本百合子 『舗道』 青空文庫
「いやな奴、あの穴銭!
— 宮本百合子 『舗道』 青空文庫
「個人個人の名を出すと穴銭がまたうるさいから……」「何か勧誘状みたいなものがいりゃしない?
— 宮本百合子 『舗道』 青空文庫
「さあ……もう一週間ぐらいのうちにはすむわね」「沖本の穴銭がぶつぶつ云い始めたらしいのよ、少しぐらいまわり切らなくても、崩されないうちにそっちは一応切りあげて、これを手がかりに演劇サークルみたいなものをこしらえたらどうかと思うんだけど」「いいわ!
— 宮本百合子 『舗道』 青空文庫
ミサ子もこの頃は、現在の社会で多くの者を不幸にしているのが一人二人の人間の力、まして××○○会社の穴銭沖本だなどとは思っていなかった。
— 宮本百合子 『舗道』 青空文庫
その又穴銭の中の文銭を集め、所謂「文銭の指環」を拵へたのも何年|前の流行であらう。
— 芥川龍之介 『本所両国』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日穴銭について考えている。
穴銭という言葉は日本語で重要だ。
彼は穴銭の意味を理解している。
この文には穴銭が含まれている。