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防空頭巾

ぼうくうずきん
名詞
1
標準
air-raid hood
文例 · 用例
警報くらゐでは立ち上らぬのだが、高射砲が鳴り出すと、仕事をやめて、五歳の女の子に防空頭巾をかぶせ、これを抱きかかへて防空壕にはひる。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
そんな風の中を時代遅れの防空頭巾を被って訪れて来た客も、頭巾を脱げば師走の顔であった。
織田作之助 世相 青空文庫
老訓導は重ねて勧めず、あわてて村上浪六や菊池幽芳などもう私の前では三度目の古い文芸談の方へ話を移して、暫らくもじもじしていたが、やがて読む気もないらしい書物を二冊私の書棚から抜き出すと、これ借りますよと起ち上り、再び防空頭巾を被って風のように風の中へ出て行った。
織田作之助 世相 青空文庫
それから彼が事務室の闇を手探りながら、ラジオに灯りを入れた頃、厚い防空頭巾を被った清二がそわそわやって来る。
原民喜 壊滅の序曲 青空文庫
その夜、広島上空を横切る編隊爆音はつぎつぎに市民の耳を脅かしていたが、清二も防空頭巾に眼ばかり光らせながら、森製作所へやって来た。
原民喜 壊滅の序曲 青空文庫
それから彼が事務室の闇を手探りながら、ラジオに灯りを入れた頃、厚い防空頭巾を被つた清二がそはそはやつて来る。
原民喜 壊滅の序曲 青空文庫
その夜、広島上空を横切る編隊爆音はつぎつぎに市民の耳を脅やかしてゐたが、清二も防空頭巾に眼ばかり光らせながら、森製作所へやつて来た。
原民喜 壊滅の序曲 青空文庫
何か頓狂な叫びと、それを罵る大勢の声がしていたが、やがて、ドカドカと車内へ割込んでくる防空頭巾の奇妙な男と、その配偶らしい婦人があった。
原民喜 西南北東 青空文庫
作例 · 標準
子供たちは学校の防空訓練で、皆真剣な顔で防空頭巾をかぶった。
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祖母は、昔使っていた防空頭巾を大切に保管していた。
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戦時中、多くの家庭に防空頭巾が常備されていたという。
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