蜘蛛の子
くものこ
名詞
標準
baby spider
文例 · 用例
こいつあね、蠅じゃあ大きくって、駄目なの、小さな奴なら蜘蛛の子位は殺つけるだろう。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
蜘蛛の子は、糸を切られて、驚いて散々なり。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
」と三吉|眼を刮きて疾呼すれば、わいわいと鯨波を揚げて蜘蛛の子の散るがごとし。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
散歩の人たちは、蜘蛛の子を散らすように、ぱあっと飛び散り、どこへどう消え失せたのか、お化けみたい、たったいままで、あんなにたくさん人がいたのに、須臾にして、巷は閑散、新宿の舗道には、雨あしだけが白くしぶいて居りました。
— 太宰治 『愛と美について』 青空文庫
と、猿の間に非常な混乱が起って、蜘蛛の子を散らすように八方へ逃げてしまった。
— 田中貢太郎 『忘恩』 青空文庫
「こりゃ、いかん」「此のままにしておかれない」「負けたら、大変だ」「山の者を皆呼んで来い」 小舎の中の者は蜘蛛の子を散らすように外へ出た。
— 田中貢太郎 『死んでいた狒狒』 青空文庫
」と叫ぶや、てんでに蜘蛛の子を散らすやうに飛び散つてしまつた。
— 牧野信一 『驚いた話』 青空文庫
凡て右側の湾の多い陸地は、深い山が櫛の歯のように海に迫り、蜘蛛の子を散らしたような磯馴松が一面に生い茂っている。
— 大阪圭吉 『死の快走船』 青空文庫
作例 · 標準
壁に小さな蜘蛛の子がたくさん這っていた。
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蜘蛛の子が孵化して、巣から一斉に散らばった。
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蜘蛛の子は、風に乗って遠くまで移動することができる。
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