果てしのない
はてしのない
表現形容詞
標準
interminable
文例 · 用例
それも秋で、土手を通ったのは黄昏時、果てしのない一面の蘆原は、ただ見る水のない雲で、対方は雲のない海である。
— 泉鏡花 『海の使者』 青空文庫
――そして、濃い、暗澹とした果てしのない雲が、とこしえにお前の希望と天国とのあいだにかかっているのではないか?
— WILLIAM WILSON 『ウィリアム・ウィルスン』 青空文庫
もっとはっきり言えば、果てしのない波濤の彼方に、それにとり囲まれてその位置が見分けられた。
— A DESCENT INTO THE MAELSTROM 『メールストロムの旋渦』 青空文庫
次には楽しい静寂の果てしのないように思われる時間、そのあいだに目覚めかかる感情が思考力のなかへ入ろうともがく。
— THE PREMATURE BURIAL 『早すぎる埋葬』 青空文庫
口まで泥の中に埋まって、涙を一ぱいためた眼でじっとクララに物をいおうとする三人の顔の外に、果てしのないその泥の沼には多くの男女の頭が静かに沈んで行きつつあるのだ。
— 有島武郎 『クララの出家』 青空文庫
第四回 言うに言われぬ胸の中 さてその日も漸く暮れるに間もない五時頃に成っても、叔母もお勢も更に帰宅する光景も見えず、何時まで待っても果てしのない事ゆえ、文三は独り夜食を済まして、二階の縁端に端居しながら、身を丁字欄干に寄せかけて暮行く空を眺めている。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
また二階借りから、一|軒の所帯へと伸びて行く、――それはまるで、果てしのない沙漠へでも出発するかのように私をひどく不安がらせた。
— 林芙美子 『清貧の書』 青空文庫
そうして、普魯西から波蘭を経て、魯西亜の本土に入り、それからは果てしのない旅を続けました。
— 小栗虫太郎 『紅毛傾城』 青空文庫
作例 · 標準
果てしのない旅の途中で、彼は様々な人々と出会った。
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上司からの果てしのない要求に、彼は疲れ果てていた。
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果てしのない議論の末、結局結論は出なかった。
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