擲弾
てきだん
名詞
標準
grenade
文例 · 用例
と、叫びながら狂気のように黄は彼女の後を追いかけたが、手擲弾のようなマリの靴を向脛に見まわれて跛をひきながら彼は街路に飛出した。
— 吉行エイスケ 『スポールティフな娼婦』 青空文庫
みんな若いし擲弾兵です。
— 宮沢賢治 『チュウリップの幻術』 青空文庫
もっとも、たった一度、我軍のタンクを草むらの中から覗っている野砲があったので、一人の勇士がタンクを乗り捨てて手擲弾でその野砲を退治してみたところが、それもやっぱり敵ではなくて我々と同じようなヘルメットをかぶった味方の兵士だった。
— オン・ワタナベ(渡辺温) 『兵士と女優』 青空文庫
「たのみますよ」 時に、かの女のいるテーブルの反対側の広間から、俄に鬨の声が挙って、手擲弾でも投げつけたような音がし出した。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
二 死を以て生を 五千の大砲、三万の機関銃、三千の投擲弾、二千の飛行機、五千の機関車、十五万の客貨車、五千の自動車を、連合軍に引渡し、潜水艦の全部、装甲巡洋艦六隻、海防艦十隻、小巡洋艦八隻、新式駆逐艦五十隻の破壊。
— 国枝史郎 『世界の裏』 青空文庫
なんで、貴方のような兇猛無比――まるでケックスホルム擲弾兵みたいな方が。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
しかし、擲弾の距離はしだいに近づいて、すでに法水は、相手の心動を聴き、樹皮のように中性的な体臭を嗅ぐまでに迫っていたのだ。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
空気に触れると、舌のような赤い閃光を発して燃える)を、硫黄と鉄粉とで包んだと云われる、ベーコンの投擲弾を考えると、そこに技巧呪術の本体が曝露されなければならない。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
作例 · 標準
擲弾筒から放たれた擲弾が、敵の陣地で大きな音を立てて爆発した。
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特殊部隊の隊員は、催涙ガスを含む擲弾を使って建物を制圧した。
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擲弾の破片が飛散し、周囲の壁には無数の穴が空いている。
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