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とでも言うよう

とでもいうよう
表現形容動詞副詞
1
標準
as if ...
文例 · 用例
真黒な濃い眉をした検事は、まるで『おい、君、あちらの部屋へ行こう、ちょっと話があるから』とでも言うように、左の眼で絶えず※せをしているような癖がある。
または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 死せる魂 青空文庫
そうして、かつて一人も人間を通したことが無いとでも言うようにけろりとしていた。
本庄陸男 石狩川 青空文庫
きのうの悲しい夢のつづきを、僕の代わりに語ってやろうとでも言うような君の顔。
原口統三 二十歳のエチュード 青空文庫
屋根上や、特にそのために造られた高い塔の上の広告燈が、(さあそろそろ初めましょうよ)とでも言うように二つ三つ、まだ暮れきらない薄明りの空に明るくなりまた暗くなりしていた。
相馬泰三 六月 青空文庫
彼女はそういう私の沈んだ様子をしばらくは唯もじもじしながら見守っていたが、とうとう怺え切れなくなったとでも言うように言い出した。
堀辰雄 風立ちぬ 青空文庫
その目は鋭く彼の方を見つつあるもののようで、「あそこへ行くのは、あれはなんだ――うん、総髪か」とでも言うように彼には感じられる。
第二部下 夜明け前 青空文庫
わざわざそれをさげて来て、日ごろの愁いを忘れよとでも言うような人は、昔を忘れない弟子のほかになかった。
第二部下 夜明け前 青空文庫
東南の空には例えば打ち綿を積み上げたとでも言うような、煙ともつかず、雲ともつかぬ真白のものが、高く立ち昇って天に沖している。
喜田貞吉 震災日誌 青空文庫
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