猫の額のような
ねこのひたいのような
表現
標準
very small (particularly of a room or flat)
文例 · 用例
ソビエトロシアの映画監督が「日本」のフィルムを撮って露都で公開したとき、猫の額のような稲田の小区画に割拠して働く農夫の仕事を見て観衆がふき出して笑ったという話である。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
古箪笥や行李などのあるそばで狭い猫の額のような庭に対して、なまりぶしの堅い煮付けでかれらは酒を飲んだり飯を食ったりした。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
父親は今朝猫の額のような畠の角で、霜解けの土をザクザク踏みながら、白い手を泥だらけにして、しきりに何かしていたが、やがてようやく芽を出し始めた福寿草を鉢に植えて床の間に飾った。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
しかし、何しろ、町が町、猫の額のようなところだ。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
真心もって、藤吉郎が今、あなたに告げ申さんとする儀は、一信長や、一蜂須賀など、そんな小さい、猫の額のような論議をしようというのではおざらん――まずお互いに、この日本に生まれ会うたことからのはなしだ。
— 第三分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
「うちのマンションは猫の額のような部屋しかないのよ。」と友人がぼやいた。
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猫の額のような小さな庭でも、季節の花を植えて楽しんでいる。
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都会の一人暮らしで、猫の額のようなキッチンでも料理を頑張っている。
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