大円鏡智
だいえんきょうち
名詞
標準
adarsa-jnana (great-perfect-mirror wisdom, wisdom clearly elucidating all things)
文例 · 用例
長順 始めは山の金鼓の音、梵音楽を珍らしみ、勤行唱讃に耽りしが……白萩 そんならお前は、私のことはうち忘れてか……長順 止観の窓を押し開き、四教の奥に尋ね入れば、無明の流れは法相の大円鏡智と変りはすれ……白萩 ……はれ。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
それを名づけて大円鏡智流と呼び、妙見を下山の後、近畿中国の隈まで巡歴して、到る所の剣道家の道場を踏み破り、みずから役の小角の再来だと称している。
— 吉川英治 『剣難女難』 青空文庫
正面袖門つきの入口には欅尺二の板に墨黒々と「天下無敵大円鏡智流刀杖指南、役の優婆塞聖護院印可覚明」とあり、その傍には、(命惜しき者は試合望むべからず)と書き流されてある。
— 吉川英治 『剣難女難』 青空文庫
「おお当道場の掟は、最前門人よりお聞かせ申したに依って充分お含みでござろうほどに、お望みに依って大円鏡智流の金剛杖をもってお対手をさせん。
— 吉川英治 『剣難女難』 青空文庫
悪鬼怨霊、天魔鬼神も挫ぐという大円鏡智流の手並やいかに。
— 吉川英治 『剣難女難』 青空文庫
亀山の城下に、「大円鏡智流刀杖指南、聖護院印可覚明」 という大看板をかけた、武芸者鬼門の荒道場と云われた修験道場の主大円房覚明。
— 吉川英治 『剣難女難』 青空文庫
彼奴こそ、大円鏡智流の戒刀を使う聖護院の覚明と申すやつ」 と新九郎もきッぱり云って御方の瞳をみつめた。
— 吉川英治 『剣難女難』 青空文庫
作例 · 標準
仏教の教えでは、大円鏡智(だいげんきょうち)は一切の真実を見通す智慧を指す。
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禅の修行は、自己の本質、すなわち大円鏡智(だいげんきょうち)に至ることを目指す。
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この曼荼羅は、大円鏡智(だいげんきょうち)の清浄な世界観を表現している。
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