見え隠れ
みえかくれ異読 みえがくれ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #19273 · 青空 172 例
標準
appearing and disappearing
文例 · 用例
中に兜の鉢を伏せたらんがごとき山見え隠れするを向いの商人|体の男に問う。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
と、ジュッジュッという啼き声がしてかなむぐらの垣の蔭に笹鳴きの鶯が見え隠れするのが見えた。
— 梶井基次郎 『冬の日』 青空文庫
往来傍には又岸に臨んで、果しなく組違えた材木が並べてあるが、二十三十ずつ、四ツ目|形に、井筒形に、規律正しく、一定した距離を置いて、何処までも続いて居る、四ツ目の間を、井筒の彼方を、見え隠れに、ちらほら人が通るが、皆黙って歩行いて居るので。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
湿りを帯びた大きな星が、見え隠れ雲の隙を瞬く。
— 寺田寅彦 『嵐』 青空文庫
次にこの行列の帰還を迎える場面でも行列はやはりわれわれ観客の前を横に通過するのであるが、ここでは前と反対にヒロインがその行列の向こう側に見え隠れにあわただしく行ったり来たりしてカメラはこの女の行動と表情を子細に追跡する。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
裏庭のすぐ先を流れている千歳川の上流をすかしてみると、五町ほどの所に火影が木叢の間を見え隠れしていた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
見え隠れにあとを跟けて、その夜金竜山の奥山で、滝さん餞別をしようと言って、お兼が無名指からすっと抜いて、滝太郎に与えたのが今も身を離さず、勇美子が顔を赤らめてまで迫ったのを、頑として肯かなかった指環なのである。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
もし覚られたら、又どんな目を逢うかも知れないという恐れがあるので、彼は半町ほどの距離を置いて、見え隠れに慕ってゆくと、三人は途中から更に爪先をかえて、徳住寺から少し距れた古寺の門前に足を止めた。
— 十五夜御用心 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
山の稜線に、雲の合間から太陽が見え隠れしている。
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森の奥で、動物たちが木々の間から見え隠れしていた。
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彼の発言からは、本音が見え隠れしていた。
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