壁蝨
ダニ異読 だに
名詞頻度ランク #16300 · 青空 4 例
標準
tick (Acari spp.)
文例 · 用例
蛇には壁蝨が一面に取りついていた。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
昨夜闖入した暴漢は、実に黒河内の使嗾による者で、主立つ者は二人――一人はT市の壁蝨というべき、有名なる無頼漢『深夜の市長』と、もう一人は愕くなかれ現職の司法官浅間新十郎という悪役人だッ」 僕はここまで聞くと、口惜しさのために歯ぎしりした。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
あの事件の当時の新聞記事によると「赤耀館は、鯨の背にとびついた赤鬼の生首そのものだ」とか「秋の赤い夕陽が沈むころ、赤耀館の壁体は血を吸いこんだ壁蝨のように真中から膨れて来る」とか言われている。
— 海野十三 『赤耀館事件の真相』 青空文庫
手足は※のように膨れ、背中は曲り、頭はぞっとするような吹出物と瘡蓋に蔽われ、指の股には壁蝨が食いこみ、腹のあたりにわずかに纒いついている衣服の名残には、虱と南京虫が布目も見えぬほどに這いまわっていた。
— 久生十蘭 『カストリ侯実録』 青空文庫
○「お習字、生花、お琴、おどり――こういうものに却ってモダニティを感じ、習い度いと思うことはあるけれど、さて、いざとなって見るとね。
— 岡本かの子 『現代若き女性気質集』 青空文庫
シャァロンというばけものの高利貸でさえ、ああ実にペンネンネンネンネン・ネネムさまは名判官だ、ダニーさまの再来だ、いやダニーさまの発達だとほめた位です。
— 宮沢賢治 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 青空文庫
堀木は、また、その見栄坊のモダニティから、(堀木の場合、それ以外の理由は、自分には今もって考えられませんのですが)或る日、自分を共産主義の読書会とかいう(R・Sとかいっていたか、記憶がはっきり致しません)そんな、秘密の研究会に連れて行きました。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
堀木のように、虚栄のモダニティから、それを自称する者もあり、また自分のように、ただ非合法の匂いが気にいって、そこに坐り込んでいる者もあり、もしもこれらの実体が、マルキシズムの真の信奉者に見破られたら、堀木も自分も、烈火の如く怒られ、卑劣なる裏切者として、たちどころに追い払われた事でしょう。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
作例 · 標準
寝具を清潔に保ち、ダニの繁殖を防ぐことが大切だ。
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屋外で活動した後は、体にダニがついていないか確認しよう。
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彼はダニに噛まれた跡がかゆいと訴えた。
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標準
hoodlum
作例 · 標準
あの男は、街のダニのように、いつも弱者から金を巻き上げていた。
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彼はまるでダニのように、人の善意につけ込んでいた。
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そのようなダニのような連中には、一切関わらないようにしている。
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