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詮方ない

せんかたない
形容詞
1
標準
cannot be helped
文例 · 用例
――米がなくなつた(銭は無論ない)、絶食もよからう(よくなくても詮方ない)、と観念してゐたら、樹明君から昨夜の言葉通りに少々送つてきた、これでしばらくは安心、そのうちにはKからの送金があるだらう。
種田山頭火 其中日記 青空文庫
毎日の冬ごもりには困るけれど詮方ない
種田山頭火 其中日記 青空文庫
買物がてら街を散歩したのは近来にない失敗だつた、一杯一杯また一杯、たうとうどん底に落ちこんでしまつた、私の苦悩は詮方ないが、Nの主人には申訳がない、あゝ。
種田山頭火 其中日記 青空文庫
一切放下着(酒と句とは詮方ないけれど)。
種田山頭火 其中日記 青空文庫
今日は辛かつた、行乞したくないよりも行乞できないのを、むりやり行乞したのである、しなければならなかつたのである、先日来毎日毎日の食込で、文字通りその日ぐらしとなつてしまつたから詮方ない
種田山頭火 行乞記 青空文庫
「そういえば、そうですがねえ――」 と、ずんぐりした男は、詮方ないといった調子で、「なるほど姐御が、一たんいい出して、引ッ込めるような人間じゃねえことは、だれよりもこのあッしが知っています。
三上於菟吉 雪之丞変化 青空文庫
――詮方ないことだ。
三上於菟吉 雪之丞変化 青空文庫
併し青年の心には尚世の中の見知らぬところに必ず清純な恋もありうることを、どうしても否定することができなかつたのは、これも詮方ない事実でありました。
坂口安吾 淫者山へ乗りこむ 青空文庫
作例 · 標準
「ああ、スマホを海に落としてしまうなんて、本当に詮方ないことをした」
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親の反対を押し切って家を出たものの、生活が苦しくなり詮方ない思いに駆られた。
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過ぎ去った時間を悔やんでも詮方ないのは分かっているが、つい溜息が出る。
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詮方ない(せんかたない) — 幻辞.com