禁治産者
きんちさんしゃ
名詞
標準
(legally) incompetent individual
文例 · 用例
ところが父の暴走に呆れ、財産の無駄遣いにおびえる子供らは、おっさんを準禁治産者とすることに成功する。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
その子供が、金を濫費するからといって、準禁治産者にしたり、ひどいのになると『勘当』したりするんだ。
— ――生きる為に―― 『山谿に生くる人々』 青空文庫
妻が日本では法律上無能力であり未成年者や禁治産者(精神異状その他の理由による)と同様独立の人格と認められなかったことは、実に枚挙にいとまない女の悲劇、自殺を生んで来ている。
— 宮本百合子 『若い婦人のための書棚』 青空文庫
』『お父様は益則に譲るのですつて』『非道いのねお父様も』『ね、鶴子様、東京に居つては学資は充分送つて呉れず、帰つて来ては、継子扱ひにせられるつて、ね』『真にね、同情致しますよ』『僕は何にも準禁治産者にせられたのはつらくもありませんがね。
— 死線を越えて 『死線を越えて』 青空文庫