寸陰
すんいん
名詞
標準
moment
文例 · 用例
寸陰を惜しみ、分陰を惜しみ、生の限りなき尊さを味わうものにして、はじめていつ死んでもかまわない、という貴い体験が生まれるのです。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
斯ういふ風だから家庭に於てもあれ程の権力があるのか知ら――彼は、そんなに思つて一寸陰鬱になつた。
— 牧野信一 『スプリングコート』 青空文庫
どっちかと言うと一寸陰気な、そして何となく坊主頭に寒い風が当るともいったような感じのするところでした。
— 海野十三 『三角形の恐怖』 青空文庫
取り分け寸陰を惜む上から来る読書は勉強家の為す所で、斯る苦学を蛍雪の二字を形容してゐるが、案外窮苦の読書は暖飽の人の知らない収穫の多いものである。
— 市島春城 『読書八境』 青空文庫
生と観察との独自性を失わない限りは、寸陰を惜しんで読書すべきである。
— ――いかに書を読むべきか―― 『学生と読書』 青空文庫
老いて後、寸陰を惜しむ心ほど、思えば我ながら浅ましく悲惨なものはない。
— 永井荷風 『冬日の窓』 青空文庫
老いて後、寸陰を惜しむ心ほど、思へば我ながら浅ましく悲惨なものはない。
— 永井壮吉 『冬日の窓』 青空文庫
第二に重大なのはこの師に従い、一切の縁を投げ捨て、寸陰を惜しんで精進弁道することである。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
作例 · 標準
一分一秒を争う試験当日、彼は一寸の寸陰も無駄にせず参考書を読み返した。
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「寸陰を惜しんで励め」という言葉を胸に、毎朝早起きして読書を続けている。
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多忙な経営者にとって、移動中のわずかな寸陰こそが貴重な思索の時間となる。
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