安酒場
やすさかば
名詞
標準
cheap saloon
文例 · 用例
一日に二円も収入のない安酒場の女だった。
— 織田作之助 『中毒』 青空文庫
またぞろ飲みたくなってきたのか、安酒場の表で止めてくれと言いつけられまして。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
だから、浅草公園の安酒場の司厨場で働いてゐながら、女とのいざこざが少しもなかつたのである。
— 武田麟太郎 『日本三文オペラ』 青空文庫
毎月八日は、彼の勤め先である安酒場――お銚子一本通しものつき十銭、鍋物十銭の、実に喧騒を極めた――女たちの客を呼び込む声、泥酔した客たちの議論、演説、浪花節、からかひと嬌声、酒のこぼれ流れてゐる長い木の食卓、奥の料理場から、何々上り!
— 武田麟太郎 『日本三文オペラ』 青空文庫
と知らせる声なぞの雑然とした――安酒場の給料日であるが――夜更けて、四辺は静かになり、料理場の電燈も消されて、仲間のものが打ち揃つて風呂に行き、それから遊びに出かける時、彼だけは一人になつて、夜更けの公園を出て、アパートにもどつて来るのである。
— 武田麟太郎 『日本三文オペラ』 青空文庫
それでも矢張り他の町通と区別されるのは五十何軒もある木賃宿が、その間に煮込屋、安酒場、めし屋、古道具屋、紹介屋なぞを織込んで、陰欝に立列んでゐるのと、一帯に強烈な臭気が――人間の臓物が腐敗して行く臭気が流れてゐることであらう。
— 武田麟太郎 『釜ヶ崎』 青空文庫
作例 · 標準
仕事帰りに一杯やりたくて、ふと見つけた安酒場に立ち寄った。
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昔ながらの常連客で賑わう、地元民に愛される安酒場。
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「今日は奢るよ!馴染みの安酒場で、気楽に飲もうぜ。」
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