親族会
しんぞくかい
名詞
標準
文例 · 用例
今度の留守役は、前の重縁の後見人に何か不始末があったとやらで、厳しい親族会議の末に、幸吉の叔父叔母である、お爺さんとお媼さんとに定められた。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
三七日の夜、親族会議が開かれた席上、四国の田舎から来た軽部の父が、お君の身の振り方につき、お君の籍は金助のところへ戻し、豹一も金助の養子にしてもろたらどんなもんじゃけんと、渋い顔して意見を述べ、お君の意嚮を訊くと、「私でっか。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
三七日の夜、親族会議がひらかれた席上、四国の高松から来た軽部の父が、お君の身の振り方に就て、お君の籍は実家に戻し、豹一も金助の養子にしてもらったらどんなものじゃけんと、渋い顔して意見をのべ、お君の意向をきくと、「私どすか。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
三七日の夜、あらたまって親族会議があった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
住居は住居で、葉子の洋行後には、両親の死後何かに尽力したという親類の某が、二束三文で譲り受ける事に親族会議で決まってしまった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
しかし親族会議では葉子を手におえない女だとして、他所に嫁入って行くのをいい事に、遺産の事にはいっさい関係させない相談をしたくらいは葉子はとうに感づいていた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
やがて、ぼくの目上の肉親たちが集まり、妻子、リエも入っての親族会議。
— 田中英光 『さようなら』 青空文庫
彼は私の知らぬ間に、親族会議を開いて私が到底父の業をつげぬ男だということを親戚一同にも認めさせ、公然と私の家を乗取つてしまつたのでした。
— 浜尾四郎 『殺人鬼』 青空文庫