馬盥
ばだらい異読 うまだらい
名詞
標準
washtub for horses
文例 · 用例
六郎は馬盥など片附ける。
— 岡本綺堂 『佐々木高綱』 青空文庫
馬盥を庭の隅へ出して湯を汲めば父は締糟を庭場へ入れ、荷鞍を片づけ、薄着になって馬の裾湯にかかった。
— 伊藤左千夫 『新万葉物語』 青空文庫
大きな馬盥に水を一杯に汲んで鍋葢を浮べれば鍋葢のとつ手を横から見たのが佐渡が島である。
— 長塚節 『佐渡が島』 青空文庫
丁度大きな馬盥に水を一杯に汲んだのが海洋であるならば鍋蓋をそつと浮べて鍋蓋の取ツ手を横から見れば佐渡が島である。
— 波の上 『佐渡が島』 青空文庫
御承知でしょうが、中幕は光秀の馬盥から愛宕までで、団十郎の光秀はいつもの渋いところを抜きにして大芝居でした。
— 新カチカチ山 『半七捕物帳』 青空文庫
見ると、上半身裸体の男が、大きな馬盥の水で馬を洗っていた。
— 豊島与志雄 『牛乳と馬』 青空文庫
つづいて十一月には一番目『太功記』馬盥より本能寺討入まで団洲の光秀菊五郎|春永なり中幕団洲の法眼にて「菊畑」。
— 永井荷風 『書かでもの記』 青空文庫
その光の輪の中に、黒漆ぬりの馬盥が、水を張って据えてあり、その向こう側に、髪を垂髪にし、白布で襷をかけた女が坐っていた。
— 国枝史郎 『鸚鵡蔵代首伝説』 青空文庫
作例 · 標準
昔の絵巻物には、馬の世話をする人々が「馬盥」を使っている様子が描かれている。
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博物館に展示されていた「馬盥」は、意外と大きくて重そうだった。
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時代劇で、馬を洗うシーンに「馬盥」が使われているのを見て、昔の生活を想像した。
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