老骨
ろうこつ
名詞
標準
one's old bones
文例 · 用例
」 半白の顎鬚を胸まで垂らした老骨相家は言うのだった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
こんな老骨でも、まだ死ぬのは嫌なのぢやわい。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
先日おいでの折、男子の面目は在武術と説き、諸卿の素直なる御賛同を得たるも、教訓する者みずから率先して実行せざれば、あたら卓説も瓦礫に等しく意味無きものと相成るべく、老生もとより愚昧と雖も教えて責を負わざる無反省の教師にては無之、昨夕、老骨奮起一番して弓の道場を訪れ申候。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
義盛づれの老骨を、――」と言ひかけて、たまらずわつと手放しでお泣きになつてしまひましたが、この主、この臣、まことにお二方の間の御情愛は、はたで見る眼にも美しい限りのものでございました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
客はギクリとしたようだったが、さすがは老骨だ。
— 幸田露伴 『鵞鳥』 青空文庫
尤も斎藤氏は初め翁を田舎の貧弱な老骨能楽師と思ったらしく中々伝習を承知しなかったそうであるが、現家元その他の熱心な尽力によってやっと承知した。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
自らの諫言を取り上げなかった主勝頼の為に、ついに老骨を戦場に晒したわけである。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
老骨一つ、よし此処に討死しても日本の恥にもなるまい」と頑張って退く事を肯じない。
— 菊池寛 『碧蹄館の戦』 青空文庫
作例 · 標準
「この程度の仕事、まだまだ老骨に鞭打てば何とかなるわい」と祖父は笑った。
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孫の運動会とあらば、老骨に鞭打って応援に駆けつけないわけにはいかない。
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「皆様のお役に立てるなら、この老骨、喜んで力を貸しましょうぞ」
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