霧雪
むせつ
名詞
標準
snow grain
文例 · 用例
何に致せ天下分け目の大戦さえ鮓答で決せらると信ぜられ、一二〇二年ナイマン部等の大聯合軍が成吉思およびアウン汗と戦う時、アウン汗の子、霧雪を興してこれを破ったもこの石子の神効に由るというほど故、これを手に入れんとて一切の所有物を棄てても十分引き合うべく、非常に高価な物だったらしい。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
總角より教外の旨をあきらめ給ひて、常に身を雲水にまかせ給ふ…… 殆ど暗誦した雨月物語の青頭巾の全章を、雪にむせつゝ高らかに朗讀した。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
球も鞠も分らない癖に、ご馳走を取込むせつは相競って、両選手、両選手というんですから。
— 泉鏡花 『菊あわせ』 青空文庫
――そして、人形と滝尾の姿を想像してゐると、雪江は急にむせつぽいやうな目眩しさを覚へた。
— 牧野信一 『夜の奇蹟』 青空文庫
煙にまかれて、けむたくてむせつぽくて、とてもたまらなくなりました。
— 豊島与志雄 『エミリアンの旅』 青空文庫
魚臭のむせつける港で、そのころ薄幸な女と知つた。
— 坂口安吾 『Pierre Philosophale』 青空文庫
うるほひと光沢と陰の深い森であり、草原であり、流れであり、むせつける匂ひにみちた花園であり、夜のうるんだ庭園だつた。
— ――夢と知性―― 『吹雪物語』 青空文庫
五|勺のますと石油をくむ杓があって、男はその杓を青く揺れる液体の中に差し込むせつな、七つ八つの少年が、熱心にかんの中をのぞいて、その強烈な香気をかいでいるのでした。
— 小川未明 『火を点ず』 青空文庫
作例 · 標準
空から細かな霧雪が舞い降り、街灯の光に照らされてキラキラと輝いている。
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霧雪が視界を遮り、前方を行く車のテールランプがぼんやりと霞んで見えた。
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朝起きて窓の外を見ると、路面にうっすらと霧雪が積もり始めていた。
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