光らす
ひからす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to make something bright
文例 · 用例
その間に、傷ついた魚が深く水中に沒して、ときどきその苦しんでゐる身の在所をキラ・キラ、と光らすやうに、生命、死、光明の Symbol が閃めく。
— 梶井基次郎 『詩集『戰爭』』 青空文庫
」 寄居虫で釣る小鰒ほどには、こんな伯父さんに馴染のない、人馴れぬ里の児は、目を光らすのみ、返事はしないが、年紀上なのが、艪の手を止めつつ、けろりで、合点の目色をする。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
」 と燈に向けて、てらりと光らす。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
……」 と巡査部長が眼を光らすと、その前に突立った坑夫体の男が、両手を縛られたまま、うなだれていた顔をキッと擡げた。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
なやましい薄暮のかげでしなびきつた心臟がしやべるを光らす。
— 萩原朔太郎 『蝶を夢む』 青空文庫
刻むに佳い枝や、幹や、と目を光らす……これも眼前、魔に心を通はす挙動の如くに見えたであらう。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
有明の月に血を吐くほととぎすの悲歎を曾て見知らぬ私は寧ろキヤベツ畑の雨に啼く郭公を楽しいものに哀れみ、昔ながらの古い前栽の繁みに飛ぶ蛍よりも客待の人力車のかげに仄かに蒼白いお尻のパツチを光らす東京の蛍をこの上なく今の心に親しむ。
— 北原白秋 『桐の花』 青空文庫
赤い髯を動かし、目を電のようにきらきらと光らすので、皆が恐れて魂のぬけた人のようになり、歯の根もあわずに顫えていたが、座にたえられないので一人帰り二人帰りしていなくなってしまった。
— 田中貢太郎 『陸判』 青空文庫
作例 · 標準
鏡のように床をピカピカに光らすまで、新入社員の彼は懸命に雑巾がけを続けた。
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暗い夜道でも目立つように、反射板をバッグにつけて存在を光らす。
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主役を光らすために、照明スタッフはスポットライトの角度を慎重に調整した。
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