髪鬼
かみき
名詞
標準
文例 · 用例
「黒岩涙香の『白髪鬼』という小説がありましたが、あなたのお話もなにかそんなふうなロマネスクな匂いがしますね」「あの復讐綺談はわたしも少年のころに読みました。
— 久生十蘭 『ハムレット』 青空文庫
人さんからは、この赤面のため、赤馬だの赤髪鬼などとアダ名されております。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
やるかやらぬか、おれも思案の腹をきめ、その上での相談としようじゃないか」 ぜひなく、赤髪鬼の劉唐は、一応、客間へ引きさがり、あてがわれた酒の膳について、独りがぶがぶ飲んでいた。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
雷横に追ッついて、野郎の詫び証文か片腕でも奪ってきて見せたら、晁蓋もおれを見直すだろう」 どんな自信があるのか、赤髪鬼はヒラとそこを跳び出すやいな、荘院の裏門から県の街道を馬で矢のごとくすッ飛んでいった。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
雷横の刀術に、鳳の概があれば、赤髪鬼の野太刀にも、羽を搏つ鷹の響きがあった。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
」と待ちうけていた晁蓋その人と、食客の赤髪鬼|劉唐のすがたが、はやそこに見いだされてきた。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
赤馬赤馬と呼ばれている赤髪鬼|劉唐は、呉先生や晁蓋のあいだにあっては、見劣りすることぜひもないが、これも精悍にして邪悪ではない。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
――東渓村の晁蓋、居候の赤髪鬼|劉唐、同村の呉用先生および、その呉先生が一味に引き入れた石碣村の江の漁夫、阮の三兄弟とかの公孫勝の一清、以上あわせての七人にほかならない。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
ウィキペディア
髪鬼(かみおに)または鬼髪(きはつ)とは、鳥山石燕の妖怪画集『百器徒然袋』にある日本の妖怪の一つで、頭髪の妖怪。
出典: 髪鬼 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0