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有漏

うろ
名詞
1
標準
文例 · 用例
阿難よ、お前は幼い時出家して今日まで有漏のさわりを竹の節を抜ように順々に抜いて来た。
岡本かの子 阿難と呪術師の娘 青空文庫
他に、 奇拝――(弟子の三拝九拝に対して師の一拝の挨拶)有漏――(煩悩のこと)器界――(世界のこと)秋方――(西の方) 私は以上の五つを書き抜いてみて、次の随筆集の題を選びたく、思い迷っているとそこへまた久左衛門が現れた。
――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 夜の靴 青空文庫
「夏臘」という字と、「有漏」という字が、節の間を往ったり来たりする。
――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 夜の靴 青空文庫
そのうち、だんだん、「有漏」の方が面白く押して来たので、ひそかに舌の端に乗せてみながら、私は久左衛門の顔を見た。
――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 夜の靴 青空文庫
老の陰かくさで照せ法の月めぐみを有漏の露にやどして倉田保之の七十の賀に。
與謝野禮嚴 禮嚴法師歌集 青空文庫
折々は黄金丸が枕辺にて、有漏覚えの舞の手振、または綱渡り籠抜けなんど。
巌谷小波 こがね丸 青空文庫
今は小子が胸には横笛がつれなき心も殘らず、月日と共に積りし哀れも宿さず、人の恨みも我が愛しみも洗ひし如く痕なけれども、殘るは只々此世の無常にして頼み少きこと、秋風の身にしみ/″\と感じて有漏の身の換へ難き恨み、今更|骨身に徹へ候。
高山樗牛 瀧口入道 青空文庫
胸に燃ゆる情の焔は、他を燒かざれば其身を焚かん、まゝならぬ戀路に世を喞ちて、秋ならぬ風に散りゆく露の命葉、或は墨染の衣に有漏の身を裹む、さては淵川に身を棄つる、何れか戀の炎に其躯を燒き蓋くし、殘る冷灰の哀れにあらざらんや。
高山樗牛 瀧口入道 青空文庫
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有漏 とは、仏教において、煩悩に関わる法のこと。

出典: 有漏 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0