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神衣

しんい
名詞
1
標準
文例 · 用例
亦族中課出金を以て祖考祖妣の神衣を製し、祭祀毎に神コデ二人之を着て神を拝祭す。
伊波普猷 ユタの歴史的研究 青空文庫
『倭姫命世紀』は後世の作に係れど、その神衣祭の由來を記せる一段は、上古の制度を傳へたるものにて、大御神が天神に奉侍せしさまも、又卑彌呼などが神祇を祀りしさまも、之によりて其一斑を窺ひ得べければ、左の一節を拔載せん。
白鳥庫吉 倭女王卑彌呼考 青空文庫
これら宣教師は神衣の蔭にかくれて自国権益のため暗躍する不良分子もあり、従来兎角の問題を惹起してきたものだ。
岸田國士 従軍五十日 青空文庫
神衣を織るは、国家宗教上の神聖なる務にして、農業国民の最上神、農業の保護神としての太陽神の、神田の農事は、国家の大事なり。
高木敏雄 比較神話学 青空文庫
更にこれらの処女の主要なつとめが神衣を織ることにあったという点に於て我々の神話をも思い起させるであろう。
日本の悲劇 鎖国 青空文庫
――しかし、鎧具足は神衣でござるぞ。
第二分冊 新書太閤記 青空文庫
こういう風に考えて来ると、機を織る姫神を清水のかたわらにおいて拝んだのも、もとは若い男神に、毎年新しい神衣を差し上げたい為であって、どこまで行っても御姥子様の信仰は、岸の柳のように一つの伝説の流れの筋を、われわれに示しているのであります。
柳田國男 日本の伝説 青空文庫