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名詞
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標準
文例 · 用例
隅の方に坐つて彼女の不幸を悲しみながらも、その病氣のために自分の研究の中したのを殘念に思ふ程の餘裕を有つてゐた彼れは、この有樣を見て、そんな事を考へてゐた薄情さを悔むと共に、ほんとに眞劍な同情が勃然として湧き起るのを感じた。
有島武郎 實驗室 青空文庫
此処に芸術は一頓した。
中原中也 生と歌 青空文庫
しかしダルガスの熱心はこれがためにけませんでした。
信仰と樹木とをもって国を救いし話 デンマルク国の話 青空文庫
独り仏の文豪ヴィクトル・ユーゴーはいうた、神はこの朝二、三十分間の小雨を降らしてナポレオンの勢威をいたのであると。
内村鑑三 ヨブ記講演 青空文庫
御度量のひろい将軍家に於いては、もちろん、御計画の頓をいつまでも無念がつていらつしやるやうな事は無く、あの、大かたり者の陳和卿に対してもいささかもお怒りなさらず、医王山ホド、ウマクイカナカツタヤウデス。
太宰治 右大臣実朝 青空文庫
夜間、倦んじ疲れて、懈怠の心が起ろうとする時、頭をもたげて燈光の中に先生の黒い痩せたお顔を瞥見すると、いまにも、あの抑揚|頓のある言葉で話しかけようとしていらっしゃるかの如くに思われる。
太宰治 惜別 青空文庫
そのころ、私の結婚の話も、一頓のかたちであつた。
太宰治 富嶽百景 青空文庫
彼はその蘭人の為に土足のまゝで鼻柱をかれたやうな思ひがした。
太宰治 地図 青空文庫