宛がう
あてがう
動詞-五段-ウ行動詞-他動詞
標準
to allot
文例 · 用例
「こんなもの、たまにあたしの鼻薬に持って帰って、宛がうなんて、うちの人もあんまりすることが見え過ぎているじゃないかねえ――」 ご新造さんは溜息をつきます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
三 千蔵に庄司を再興させ、三十人組の支配を宛がうという案は紋太夫から出たものだ。
— 山本周五郎 『評釈勘忍記』 青空文庫
子供の頭に考え浮べ得られる事を授けないでその代りに六かしい「定義」などをあてがう。
— 寺田寅彦 『アインシュタインの教育観』 青空文庫
二本の前足を掴んで来て、柔らかいその蹠を、一つずつ私の眼蓋にあてがう。
— 梶井基次郎 『愛撫』 青空文庫
葛飾の箪笥の抽斗からピストルを出して来ると、悲劇役者のような恰好にそれを顳※にあてがう。
— 渡辺温 『遺書に就て』 青空文庫
書生さんはそこいらに散らばっている茶器を押し除けて、奥から座布団を持って来て私にあてがうと、「私は妻木というものです。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
場割りの親方が、他吉を新米だと思ってか、「唐辛子はバナナ敲きの西隣りや」 と、いちばんわるい場所をあてがうと、他吉はいきなり「ベンゲットの他あやん」の凄みを利かせて、良い場所へ振りかえて貰ったが、「ああ、七味や、七味や、辛い七味やぜ、ああ、日本勝った、日本勝った、ロシヤ負けた。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
つと立ち上ってビクトロラの傍に行って、またスキーパの曲に、針をあてがうと、ビクトロラに寄りかかるような姿勢をしながら、嘲笑を浮べて新子に話しかけた。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
作例 · 標準
新入社員には、オフィスの隅にある使い古されたデスクが宛がわれた。
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「今夜はここの客間を宛がいますから、旅の疲れをゆっくり癒してください」
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止血のために、傷口へ清潔なガーゼをしっかりと宛がう。
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限られた月給の中から、まずは家賃や光熱費などの固定費を優先的に宛がう。
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標準
to supply with
作例 · 標準
被災地では、避難してきた人々に一人当たり畳一畳分ほどの居住スペースが宛がわれた。
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新しく配属された部署では、実務の教育担当として入社三年目の若手社員が宛がわれた。
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「とりあえずこの古い雑誌でも宛がっておけば、しばらくは静かにしているだろう」
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予算が削られた結果、各研究室には最低限の消耗品しか宛がわれていないのが現状だ。
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標準
to fit to
作例 · 標準
避難所に到着すると、一人分として毛布二枚と畳一畳ほどのスペースが宛がわれた。
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「とりあえず、この余っている古いパソコンを彼に宛がっておいてください」と課長が指示した。
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傷口から出血していたので、清潔なガーゼをそっと宛がって止血を試みた。
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定規を宛がって正確な寸法を測り、布を慎重に裁断していく。
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