時称
じしょう
名詞
標準
文例 · 用例
そして加之、事実を興味深く粉飾するために、何の小説にも一様に、護謨靴の刑事と、お高祖頭巾の賊とが現れ、色悪と当時称せられた姦淫が事件の裏に秘んでいるのに極まっていた。
— 直木三十五 『大衆文芸作法』 青空文庫
空が明るくなると同時に起き出して、白髭の祖父と並び、天と地とを照し、正義ある王を守る太陽に礼拝することと、その時称うべき祈祷の文句を教わる。
— 宮本百合子 『古き小画』 青空文庫
そうしてこの際兼三には遥の祖先が一時称した宇野姓を名乗らせた。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫