観菊
かんぎく
名詞
標準
chrysanthemum viewing
文例 · 用例
見ると、その新聞の上段に大きく、 観菊会行幸啓 赤坂離宮に 内外人四千九十二名 などという見出しが掲げられてある。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
第二編 第七回 団子坂の観菊 上 日曜日は近頃に無い天下晴れ、風も穏かで塵も起たず、暦を繰て見れば、旧暦で菊月初旬という十一月二日の事ゆえ、物観遊山には持て来いと云う日和。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
園田|一家の者は朝から観菊行の支度とりどり。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
文三は拓落失路の人、仲々|以て観菊などという空は無い。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
とぼけた顔であッたと見えて、昇もお勢も同時に「オホホホ」「アハハハ」 第八回 団子坂の観菊 下 お勢|母子の者の出向いた後、文三は漸く些し沈着て、徒然と机の辺に蹲踞ッたまま腕を拱み顋を襟に埋めて懊悩たる物思いに沈んだ。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
が此処が妙で、観菊行の時同感せぬお勢の心を疑ッたにも拘らず、その夜帰宅してからのお勢の挙動を怪んだのにも拘らず、また昨日の高笑い昨夜のしだらを今|以て面白からず思ッているにも拘らず、文三は内心の内心では尚おまだお勢に於て心変りするなどと云うそんな水臭い事は無いと信じていた。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
成程これでは観菊の御宴に日本の宮女を見たるロティイも不思議の魅力を感ぜしならん。
— 芥川龍之介 『北京日記抄』 青空文庫
戦争前、新宿御苑で観菊の招宴があった、それに做ったものである。
— 豊島与志雄 『化生のもの』 青空文庫
作例 · 標準
秋晴れの空の下、新宿御苑で催された観菊会に足を運んだ。
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丹精込めて育てられた大輪の菊が並ぶ観菊の宴は、実に壮観であった。
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週末は家族そろって、地元の植物園へ観菊に出かける予定だ。
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境内には見事な懸崖菊が飾られており、大勢の観菊客で賑わっていた。
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