相手が悪い
あいてがわるい
表現
標準
out of one's league
文例 · 用例
五郎蔵、相手が悪いと見て「逃げろ」とばかり一同散ずる。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
しかし、虎もさすがに、「これは少し相手が悪い」といったようなふうで、あっさりと見切りをつけて結局このけんかはもの別れになるらしい。
— 寺田寅彦 『映画「マルガ」に現われた動物の闘争』 青空文庫
こいつァ相手が悪い……が清水君。
— 渡辺温 『象牙の牌』 青空文庫
照降町の駿河屋といえば、世間に名の通っている店だのに、その隠居の相手はごろつき、主人の相手は列び茶屋の女、揃いも揃って相手が悪いじゃあありませんか」「それだからいろいろの間違いも起こるのだ」と、半七は苦笑いした。
— 幽霊の観世物 『半七捕物帳』 青空文庫
それは去年の八月、河原の蘆の花が白らんだ頃の出来ごとで、若い男女をむごたらしい死の淵に追いやったのは、友蔵の悪法に因ることが自然に世間にも知れ渡ったが、相手が悪いので甲州屋でも表向きの掛け合いをしなかった。
— 二人女房 『半七捕物帳』 青空文庫
「宮様がおいでになったころ、私の結婚相手が悪いからって、交際するのをおきらいになったものですから、私らもついかけ離れた冷淡なふうになっていましたものの、それからもこちら様は源氏の大将さんなどと御結婚をなさるような御幸運でいらっしゃいましたから、晴れがましくてお出入りもしにくかったのです。
— 蓬生 『源氏物語』 青空文庫
何をいうにも相手が悪いので、主人はそれをきっぱりと断わることが出来るであろうか。
— 岡本綺堂 『番町皿屋敷』 青空文庫
だが、相手が悪い奴で唯では渡さない。
— 青山の仇討 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
例句