震えだす
ふるえだす
動詞-五段-サ行
標準
to begin to tremble
文例 · 用例
お年も若くて、まだおひとり身で、このあたりまでもひびいたご美男のお殿さまでござりますのに、どうしたということやら、日のめにお会いあそばすと、にわかにからだが震えだすのじゃそうでござります。
— 闇男 『右門捕物帖』 青空文庫
どうしても思いだせなくて」 感激で震えだす、などということはなかった。
— 第3章 フルサークル、1991年 『45回転の夏』 青空文庫
「太郎や、水を汲んでいらっしゃい」 その声を聞くと、かたじけなくて、身体が震えだす。
— 久生十蘭 『母子像』 青空文庫
急にひろがった沈黙のなかに、再び危険を感じたのであろう、代二郎には彼の震えだすのがはっきりわかった。
— 山本周五郎 『初夜』 青空文庫
窓ががたつく、床板がゆらゆらする、吊るしてあるお灯明の鎖がふるえだす、という騒ぎである。
— LEDI MAKBET MCENSKOVO UEZDA 『ムツェンスク郡のマクベス夫人』 青空文庫
久美子のほか、たぶん神も知らない意想の中の秘密を、こんな愚にもつかない男に隙見されたかと思うと、口惜しくてひとりでに身体がふるえだす。
— 久生十蘭 『肌色の月』 青空文庫
まるで病気のようになってしまい、ときには手足がふるえだすことさえあった。
— 山本周五郎 『さぶ』 青空文庫
夜ではっきりしないけれども、彼の顔から血の気が引き、ふるえだすのがわかった。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫
作例 · 標準
冬の冷たい海に落ちた子犬を引き上げると、寒さでガタガタと全身が激しく震えだした。
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ピアノの発表会で自分の名前がアナウンスされた瞬間、急に膝がガクガクと震えだした。
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巨大な地震の前触れか、突然キッチンに並んだグラスがカタカタと音を立てて震えだした。
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