腐儒
ふじゅ
名詞
標準
pedant
文例 · 用例
王應麟は又禮記の坊記に不耕穫、不、凶、とあり、荀子非相篇に括嚢、无咎、无譽、腐儒之謂也、とあり、左傳の襄公九年に穆姜が元亨利貞を隨の四徳とした語のあるのを引いて、是説を爲す者は未だ彖象文言を見ざるかといつて居る。
— 内藤湖南 『易疑』 青空文庫
夫の僞學と云ひ、腐儒と云ひ、方便主義と云ふが如きものは、畢竟是の人生の歸趣に關する本末を顛倒したるところに生ずる病的現象に外ならざるのみ。
— 高山樗牛 『美的生活を論ず』 青空文庫
右の通り私は唯漢学が不信仰で、漢学に重きを置かぬ計りでない、一歩を進めて所謂腐儒の腐説を一掃して遣ろうと若い時から心掛けました。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
文明の学者士君子にして、腐儒の袖の下に隠れ儒説に保護せられて、由て以て文明社会を瞞着せんとする者と言う可し。
— 福沢諭吉 『新女大学』 青空文庫
或は此腐儒説の被保人等が窮余に説を作りて反対を試みんとすることもあらんか、甚だ妙なり。
— 福沢諭吉 『新女大学』 青空文庫
太守もここに至って大いに怒り、誓ってかの腐儒をして我命に屈従せしむべしというので、ハネフィヤを捕えて市に出し、笞たしむること日ごとに十杖、もって十日に及んだが、なお固く執って動かなかったので、さすがの太守も呆れ果てて、終にこれを放免してしまった。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
曰く過激論、曰く腐儒の空論、曰く捕風握雲の妄説、これらは皆彼の説の上に注ぎかけられた嘲罵の声であった。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
つく/″\腐儒の迂遠なることを自証するものと思はずには居られぬ。
— ――中村魁車を誄す―― 『街衢の戦死者』 青空文庫