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数え日

かぞえび
名詞
1
標準
文例 · 用例
手廻しのいい家は月初めに片付けてしまうが、もう数え日という二十日過ぎになってトントンバタバタと埃を掃き立てている家がたくさんある。
岡本綺堂 綺堂むかし語り 青空文庫
師走もだんだんに数え日に迫ったので、混雑もまた予想以上である。
岡本綺堂 綺堂むかし語り 青空文庫
「もう数え日だ」 こう思うと、わたしのような閑人が方々のお邪魔をして歩いているのは、あまり心ない仕業であることを考えなければならなかった。
勘平の死 半七捕物帳 青空文庫
おめえも数え日にここでいつまでも納涼んでもいられめえ。
三河万歳 半七捕物帳 青空文庫
「うらみ数え日家蔵とられた仇敵におうみや薬かゆすりか気ぐすりゃ知らねどあたきゃ窶れてゆくわいなあれ、よしこの何だえお茶漬さらさら」 一つ文句のこの小唄、明暮れこれを歌いながら、お艶は今も夜の巷を行く。
お茶漬音頭 釘抜藤吉捕物覚書 青空文庫
「うらみ数え日家蔵とられた仇敵におうみやくすりかゆすりか気ぐすりゃ知らねどあたきゃ窶れてゆくわいなあれ、よしこのなんだえお茶漬さらさら」 あれ、よしこのなんだえ、お茶漬さらさら――浮いた調子の弾むにつれて、お艶の頬に紅も上れば道行く人の足も停まる、近江屋はじつに気が気でなかった。
お茶漬音頭 釘抜藤吉捕物覚書 青空文庫
慌てて追っても去りはしない、お捻りを献ずれば、じろりと流眄に見るばかり、また一段と声張り揚げて、「うらみ数え日家蔵とられた仇敵に近江屋――あれ、よしこの何だえお茶漬さらさら」 近江屋はほとほと困じ果ててしまった。
お茶漬音頭 釘抜藤吉捕物覚書 青空文庫
」 後は朗かな唄声に変って、うらみ数え日、とまたも始める――。
お茶漬音頭 釘抜藤吉捕物覚書 青空文庫