用うる
もちうる
動詞-五段-ラ行
標準
to use
文例 · 用例
元来、言葉は説明するためのものなのを、それをそのまゝうたふに用うるといふことは、非常な困難であつて、その間の理論づけは可能でない。
— 中原中也 『河上に呈する詩論』 青空文庫
第三に受信地で電波を受取るにはやはり前述と同様なアンテナを用うるのであるが、これも前のマルコニ式の水平なのを用うればいずれの方角から波が来るかという判断が出来るそうである。
— 寺田寅彦 『無線電信の近状』 青空文庫
発信所から送る波をあるいは長くあるいは短く断続して送れば受信器はそれに相当してあるいは長くあるいは短い音を発する故、丁度普通電信に用うると同じ符号で通信が出来るのである。
— 寺田寅彦 『無線電信の近状』 青空文庫
なお受信器として白熱灯を用うるいわゆるグローランプ・デテクターというのも出来た。
— 寺田寅彦 『無線電信の近状』 青空文庫
またこの灯に用うる電流は高圧を要するから、交番電流を用い特別の変圧器を使う故、多少この点でも価が高くなるという事である。
— 寺田寅彦 『ムーア灯』 青空文庫
(明治四十年十月十一日『東京朝日新聞』) 十七 船内の消毒 船中で鼠を駆り、また消毒をするために亜硫酸瓦斯を用うる事があるが、その効験に関する詳細な調査の結果に拠れば、鼠や害虫の類はわずかに〇・五プロセントの亜硫酸を含む空気で二時間も燻せば絶滅する事が出来る。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
幾個かの皿すでに洗いおわりて傍らに重ね、今しも洗う大皿は特に心を用うるさまに見ゆるは雪白なるに藍色の縁とりし品なり。
— 国木田独歩 『わかれ』 青空文庫
最も頭脳を用うる余地のない、而して最も肉体を苦しめる労働はかんかん虫のする労働である。
— 有島武郎 『かんかん虫』 青空文庫
作例 · 標準
あらゆる計略を用うるも、ついに敵の城を落とすことは叶わなかった。
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古文書には、当時の人々が乏しい資材を用うる様子が克明に記されている。
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「いかなる詭弁を用うるとしても、この厳然たる事実を覆すことはできまい」
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