恐れながら
おそれながら
表現
標準
let me humbly say
文例 · 用例
「恐れながら申し上げます。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
子供が浪打際で寄せたり退いたりしている浪に追いつ追われつしながら遊ぶように、自分は鏡のなかの伎楽の面を恐れながらもそれと遊びたい興味に駆られた。
— 梶井基次郎 『泥濘』 青空文庫
」「へゝゝゝ、恐れながら御意にまかせ、早速おん対手」と按摩が云ふ。
— 泉鏡太郎 『怪力』 青空文庫
いったいに心のさびしい暗い人間は、人を恐れながら人を恋しがり、光を恐れながら光を慕う虫に似ている。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
何と、と殿樣、片膝屹と立てたまへば、唯唯、唯、恐れながら、打槌はづれ候ても、天眼鏡は淨玻璃なり、此の女、夫ありて、後ならでは、殿の御手に入り難し、と憚らずこそ申しけれ。
— 泉鏡花 『妙齡』 青空文庫
神職 ははっ、ははっ、恐れながら、御神に伺い奉る、伺い奉る……謹み謹み白す。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
媛神 (――無言――)神職 恐れながら伺い奉る……御神慮におかせられては――畏くも、これにて漏れ承りまする処におきましては――これなる悪女の不届な願の趣……趣をお聞き届け……媛神 肯きます。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
神職 これは、はや、恐れながら、御声、み言葉とも覚えませぬ。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
作例 · 標準
例句